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【インバウンド客歓迎】外国人旅行者お気に入りレストランから学ぶ集客のポイント

2025年の訪日外国人客数が前年比15.8%増加の4268万人となり、過去最高を更新した。世界的スケールで見ても相応の観光大国となった日本だが、来日するインバウンド客の飲食のチョイスや好みも深みを増している。旅行口コミサイトTripAdvisorに投稿された情報の中から外国人旅行者お気に入りの東京のレストランを紹介し、外国人旅行者を集客するポイントについて検証、エッセンスを紹介する。

史上最高となった2025年の訪日外国人客数

日本政府観光局(JNTO)が発表した訪日外国人統計によると、2025年の訪日外国人客数は4268万3600人で、前年比15.8%のプラスとなった。

訪日外国人客の国・地域別内訳では韓国が945万人と最多で、中国909万人、台湾676万人、アメリカ330万人と続いている。一方、2019年比伸び率ではメキシコが一位で、中東地域、アメリカ、イタリア、スペインと続いている。韓国や台湾からのインバウンド客が高止まりで推移する中、北米とヨーロッパ諸国からのインバウンド客が順調に伸びている構図だ。

外国人旅行者お気に入りレストラン①「浅草相撲部屋」

訪日客の増加に合わせて彼彼女らの飲食のチョイスや好みも深化している。旅行口コミサイトTripAdvisorには、外国人旅行者から高い評価を得た日本ならではの飲食店の情報が多く掲載されている。

「浅草相撲部屋」は、ちゃんこ料理と相撲ショーがセットで楽しめる相撲コンセプトレストランだ。料理はちゃんこ鍋を中心に唐揚げやいなりずしなどを組み合わせたセットメニューで、オリジナルお土産と記念写真撮影も含んだ価格となっている。ちゃんこ鍋は元力士の監修を受けた本格派で、欧米の訪日客の口にも合うようだ。食後には元力士による相撲ショーが行われ、お客を存分に楽しませてくれる。相撲の基本動作やテクニックなどが解説され、お客は相撲コスチュームを身に付けて力士との取り組みを体験することもできる。

TripAdvisorには、「食事が美味しいだけでなく、相撲ショーが実に楽しかった」「相撲の文化がよく理解できた」「(相撲ショーは)観客全員の笑いに包まれて、素晴らしい雰囲気だった」といった称賛のレビューが多く投稿されている。

外国人旅行者お気に入りレストラン②「メイドカフェMaid Made」


「メイドカフェMaid Made」は、名古屋市大須を発祥の地とするメイドカフェの老舗だ。東京・秋葉原にも出店しており、連日多くの訪日客を集めている。

今や日本を代表するサブカルチャーのひとつとなったメイドカフェだが、欧米の訪日客を筆頭に海外にも多くのファンを有している。「メイドカフェMaid Made」は、みずから「一般的なカフェではなく、お客様に非日常の空間を楽しんでいただくためのエンターテインメントカフェとなっております」としており、「テーマパークなどのエンターテインメント施設と同じく、楽しい思い出を作っていただく」ことをモットーに掲げている。

TripAdvisorには実際に「メイドカフェMaid Made」を利用したお客のレビューが多数投稿されている。ほとんどがポジティブなレビューで、「メイドがすごく可愛い」「雰囲気が素晴らしく、また次も来たい」「意外にも料理が美味しい」「メイドが優しく、とても親切」といった声が寄せられている。

外国人旅行者お気に入りレストラン③「忍者体験カフェ原宿」


「忍者体験カフェ原宿」は、大阪、京都、浅草と並んで日本に四店舗ある「忍者体験カフェ」の原宿店だ。「忍者修行を手軽・本格的に楽しめる」をコンセプトに、日本人客に加えて数多くのインバウンド客を集客している忍者コンセプトレストランだ。メニューは「忍者修行体験」をメインとしたセットメニューが中心で、忍者服のレンタルと食事が含まれた「佐助コース」が一人6200円(税別)からとなっている。

「忍者修行体験」では手裏剣、吹き矢、刀の武器修行を忍者スタッフの指導のもとに体験できる。また、YouTubeやSNSなどへの投稿用写真や動画の撮影タイムなども用意されていて、ソーシャルメディアフレンドリーな環境が提供されている。

TripAdvisorには、「12歳の子供が忍者修行体験に夢中になっていた」「1時間の忍者修行体験があっという間に過ぎて行った」「スタッフが親切で丁寧だった」「小さな子連れの家族におススメ」といった称賛の声が投稿されている。

外国人客お気に入りの店から何を学べるか

以上紹介した三つの店は、いずれもTripAdvisorで平均評価4.9(5点満点)という極めて高い評価を得ているのだが、一体、何が訪日客の心に刺さっているのだろうか。


第一の共通ポイントは、いずれも日本の文化をベースにしたコンセプトを土台にしている点だ。それぞれ「相撲」「メイドカフェ」「忍者」という日本独自のディープな文化がベースになっており、それがダイレクトに訪日客の心に刺さっている。


第二は、いずれも「意外にも料理が美味しい」ことだ。単に日本文化をベースにしているだけでなく、提供される料理が美味しいと評価されている。コンセプトレストランの中にはコンセプトはアピール出来ているものの、料理はそれほど美味しくないといったケースが少なくない。「日本文化を味わえるだけでなく、美味しい料理も食べられる」ことは、訪日客にとって極めて大きな飲食体験になるであろう。


第三は、スタッフがフレンドリーであることだ。いずれの店のスタッフも外国語を話すなど、訪日客を相手にした接客スキルをしっかりと身に付けている。日本語による「言葉の壁」を取り除き、積極的にお客に外国語でアプローチする努力を払い、結果的に欧米の訪日客の高い評価を得ている。

まとめると、「日本文化をベースにしている」「意外にも料理が美味しい」「スタッフが外国語を話し、かつフレンドリーである」ことが、訪日客を集客するための必要条件となる。インバウンド客の集客強化を目指す飲食店経営者には、ぜひとも学び取っていただきたいと思う。

なお、メニューを多言語化するなどに際しては、「poscube」モバイルオーダーの導入が有効だ。「poscube」モバイルオーダーは直感的に操作できるシンプルなユーザーインターフェースが特徴で、簡単に利益を見える化する環境を整えてくれる優れたPOSシステムだ。

「日本文化をベースにしている」を武器にする場合、メニューやコンセプトなどをインバウンド客に外国語で説明するのは簡単なことではない。一方、メニューを多言語化して料理の情報などをインバウンド客へ伝える方法もある。そうした場合、「poscube」モバイルオーダーなら簡単に実現できる。多言語対応しており、さらに料理のストーリーや店のコンセプト、料理のこだわりなどを記載する機能も搭載している。

特にインバウンド客集客強化を図る飲食店には導入を強くおすすめしたい。


参考データ・出典


執筆者プロフィール
前田健二(まえだ・けんじ)
maeda大学卒業後渡米し、ロサンゼルスで飲食ビジネスを立ち上げる。帰国後複数の企業の起業や経営に携わり、2001年に経営コンサルタントとして独立。新規事業立上げ、マーケティング、アメリカ市場進出のコンサルティングを行っている。米国のベストセラー『インバウンド マーケティング』(すばる舎リンケージ)の翻訳者。明治学院大学経済学部経営学科博士課程修了、経営学修士。

 


 

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