小滝野 白金店について教えてください。
一番大切にしているのは、食を通してお客様に元気に、笑顔になっていただくことですね。
コロナ禍を経験して、デリバリーなど食事の選択肢も増えた中で、「わざわざ外に食事をしに行く意味って何だろう」と改めて考えるようになりました。会食や接待、ご家族との食事など、外食にはそれぞれ目的があります。だからこそ、料理がおいしいだけではなく、その時間そのものを楽しんでいただきたいと思っています。
白金という場所柄もありますし、外観も大きな看板を出しているわけではないので、最初は少し入りづらい、隠れ家的なお店に見えるかもしれません。
でも、中に入っていただいたら「意外とアットホームだな」と感じてもらえる。そのギャップも小滝野らしさだと思っています。最後にお帰りになるとき、どんな一言をいただけるか。そこはすごく大事にしていますね。
効率化が進む中で、「人の接客」と「システム」のバランスをどのように考えていますか?
便利になること自体は、すごく良いことだと思っています。モバイルオーダーなど、機械的な部分が発展していくことも必要ですよね。
ただ、小滝野としては、お客様との接点まで減らしたいとは思っていません。
料理を説明したり、その日の雰囲気を見ながらお声がけしたり、お客様との会話から好みを覚えたり。そういう部分は、人だからこそできることだと思っています。
一方で、店舗によって求められるものは違います。浅草店ではインバウンドのお客様も多いため、外国語に対応したタブレットオーダーも活用しています。言葉が違うお客様の場合、注文のやり取りだけでもお互いに負担がかかってしまうことがあります。そうした部分をシステムで補うことで、言語の違いがあっても、できるだけ同じサービスクオリティでお食事を楽しんでいただけるようにしています。
全部をデジタルにするのではなく、機械に任せるところと、人間力を活かすところをきちんと分ける、というように店舗やお客様に合わせながら使い分けることが大切だと思っています。
