「株式会社良品計画」

導入店舗様の声 10 株式会社良品計画 様 飲食向けオーダーエントリーの柔軟性が魅力でした

Café & Meal MUJI 近鉄あべのハルカスは 2016年11月25日にあべのハルカス近鉄本店ウイング館2Fにオープンした店舗です。

店舗面積約200㎡、64席の同カフェでは初のテーブルオーダー方式を採用し、 作りたてのあつあつご飯と一汁三菜、一汁四菜など豊かな自然と丁寧な仕事に育まれた素材を使い、 日本各地の伝統料理に学んだメニューを提供しています。

今回オーダー用のシステムとしてposcubeをご採用いただきました。
お店づくりのこだわりやposcube採用に至った経緯や使用感について カフェ・ミール事業部 高野様、Café & Meal MUJI 近鉄あべのハルカス 店長 酒井様にお話をお伺いしました。

待ち時間なくあつあつの料理を楽しんでいただきたいから
オーダーエントリーシステムを採用しました

店長酒井様 事業部 高野様
店長 酒井 様  カフェ・ミール事業部 高野 様


手作りしているデリ
野菜をふんだんに使用し、店内で一品一品手作りしているデリ

— 多くの野菜をふんだんに使ったメニューに定評があるCafé & Meal MUJIさんですが、
今回のお店では、メニューは特にお米にこだわりがあるそうですね。

高野 様:
そうなんです。カフェに併設している無印良品の食品売場では「お米」の量り売りも行っていまして 精米機があるんです。玄米を精米して白米にして、無印良品の「土釜おこげ」という 商品を使って炊きたてのご飯を提供しています。

酒井 様:
お米は、兵庫県の養父市の氷ノ山という山の麓にミネラル質を多く含んだ 蛇紋岩という岩盤があるんですけども、そこを通った水で育ったお米 「蛇紋岩米(じゃもんがんまい)」を使っています。 ミネラルが豊富で粒が大きく粘りがあってとてもおいしいお米なんですよ。

高野 様:
お料理に関しては、旬のお野菜をふんだんに使い、 お店で一品一品手作りをしたデリが中心ですね。 家庭でも真似できそうなレシピや、 普段家庭ではないような意外なレシピも展開しているせいか お客様からレシピに関してよくお問い合わせを頂いています。
また、シェフが定期的に産地見学に行き、素材の産地で 生産者の方のお話をお伺いし、素材の背景をよく理解した上で 料理していまして、そういった素材の背景をお客様にお伝えすると いうことにも積極的に取り組んでいます。

お米を炊くスタッフさん

店内写真
無印良品の「土釜おこげ」という商品を使用し店内で直火で炊飯したご飯を使用

ーお客様はどんな方が多いのですか?

高野 様:
お客様は20~40代の女性が多いですね。休日はご家族でご利用いただくことも多いです。 なかなか外でお野菜をふんだんに摂れるところが少ないので バランスのよい食事が摂れるということでご愛顧いただいていると思います。

ーお店の立ち上げまではどのくらいの準備期間でしたか?

高野 様:
図面製作から含めると半年くらいでした。 内装は無印良品らしいシンプルさと木のぬくもりが感じられ お客様が入りやすい環境づくりにこだわって仕上げました。
こちらの店舗では、テーブルに間伐材といって 木の板を作る際に余って捨てられてしまう素材を再利用して 使っています。
森林の伐採が環境問題になっていることもありますし、 会社の方針として無駄を省き、再利用できるものは再利用する ということを追求しているので今回は間伐材を使用しました。

ー環境にも配慮されたお店づくりをなさっているんですね。

間伐材を使用した内装
テーブルには間伐材を使用し環境に配慮した内装を実現


キッチンの様子

— お店のオープンの際に一番大変だったことは何でしょうか?

高野 様:
スタッフ教育です。 お店の引き渡しからオープンまでの期間が長く取れても2週間から 1週間という限られた時間の中で、 約30名くらいの一緒に働くスタッフのみなさんにお店のコンセプトや会社のコンセプトを共感してもらい、さらにそれをお客様へ伝えていかなければならないので、急ピッチな教育は大変でした。

— 株式会社良品計画さんでは「MUJIGRAM」というマニュアルで 業務改善に取り組まれているそうですが こういったオペレーションなどもマニュアル化されているんですか?

高野 様:
そうですね。基本的にはそれに沿って運営していくんですけど、 その他に、飲食店用の接客マニュアルや、基準書は別に設けていまして、 それぞれのお店ごとに肉付けしながら運用していくという感じです。 今回は今までと業態が違うので、今までの既存店の前例を活かしつつも お客様との接客を大事にするようにしています。 スタッフもそれに応えてくれるので順調に運営できていると思います。

— 今までCafé & Meal MUJIさんでは、オーダーの際に料理を選んでその場でお会計をするスタイル を採用されていましたが、
今回テーブルオーダーのサービスを取り入れられた理由は何だったのでしょうか?

高野 様:
今までは注文してからお客様が召し上がるまでのタイムラグがあり、料理が冷めてしまうという課題がありまして、 出来立てのあつあつの料理をお客様に提供したいということが第一の理由でした。
また、セルフサービスの形態ですとお客様に並んでいただく必要性もあり、お客様のペースでお料理を 選べなかったり、お待ち頂いたりという問題がありました。この問題を解決したいということが第二の理由でした。
お客様自身のペースでゆっくり料理を選んでいただけて、レジ待ちの時間も解消できるように テーブルでのオーダースタイルを取り入れました。

バーコード付きの伝票印刷機能の提案や
こちらの要望を全て叶えてくれる姿勢に心強さを感じました

注文商品をバーコードで会計
テーブル伝票から注文商品をバーコードで読み取り会計を行っている


— poscubeを選ばれた理由は何だったのでしょうか?

高野様:
オーダーエントリーシステムの導入について経験がなかったため、 インターネットで調査して、iPadを利用するタイプのタブレットPOSや 従来の見開きタイプのハンディターミナル専門のメーカーさんなどを いくつかピックアップしてお話を伺ったんです。

無印良品全体では、物販用に全て同じPOSレジを使って会社全体で 商品管理をしているのですが、そのシステムも活かしつつ、 レストランでのサービスを提供できるシステムを探していました。

今までのCafé & Meal MUJIでは、 料理用にA4一枚のバーコード表を用意してオーダー頂いた料理を バーコード表から読み取って会計をしていました。

フォウカスさんのお話を伺った時に、 料理用のバーコードを伝票に印字できますと提案してくださって、

また、最初の打ち合わせの時に、 オープン2ヶ月前くらいで時間的に余裕がない中ではあったんですが、 今はこういう運営をしているけれども、新しいお店ではこういう機能がないと嫌だと かなりわがままに要望をぶつけたんですよね。

ただ、そんな中でも、全部できますとお答えいただけて 心強い会社だなということで決めさせていただきました。

バーコードが印刷された伝票
各商品のバーコードが印刷された伝票


会計の様子

— ありがとうございます。ちなみに他社さんのシステムでは実現が難しかったのでしょうか?

4社くらいのお話を伺ったのですが、 タブレットPOSの会社さんですと、レジ会計は既存のシステムを使うことが できずこちらの希望のオペレーションが実現が難しく、 ハンディーターミナルのシステムはコスト的に導入が難しかったりという 問題がありました。

— 機能面、コスト面で御社のオペレーションにマッチしたシステムということで ご採用いただけたのですね。 導入から設置までのサポート体制はいかがでしたでしょうか?

システムを導入することがお店の初の試みだったり、 私自身が何が正解かわからないという手探りの状態で LAN配線の手配ができていなかったりといった問題などもあったのですが、 そういった問題の解決をしてくださったり、 スタッフに対して丁寧に色々研修の場を設けて教えてくださったり、 実際に教えていただいてから練習をした後に、こうしたほうがよかったのではないかといった 疑問点をお伝えするとスピーディに改善してくださったので 不安な中でも安心して導入することができました。

poscubeの操作画面

店内写真
お客様の注文をお伺いするiPad miniを持ったスタッフさん

ー実際に導入されてから使い心地はいかがですか?
iPad miniでオーダーを取っていらっしゃるんですよね?

高野 様:
お客様に声をかけていただいたら、スタッフがポーチに入れたiPad miniを取り出してオーダーを取っています。 接客の際には、お客様に様々な質問をいただくことも多いのですが、対面販売に比べると、時間をかけてお客様に丁寧に向き合うことができるというところはとても良いなと感じています。

ースタッフさんの反応はいかがでしたか?

高野 様:
スマホを持っているスタッフが多いので早い段階で慣れることができました。システムの教育時間が3日、4日くらいしかなかったので1日シミュレーションして伝票がここから出てくるのは使いづらいとかボタンの配置をこうしようとかこういう機能をつけないとまずいとかかなり試行錯誤はしましたね。そういった微調整は大変でした。

ーいまはだいぶ落ち着かれましたか?

高野 様:
まだ全部の機能を把握するまでは至っていないのですが、 基本的な作業、登録は問題なくできるようになりました。 まだまだ便利な機能があると思いますので、 それを今後教えてもらいながら使っていきたいなと思っています。

poscubeの導入でお客様との会話の時間をより大事にできるようになりました
リモート機能でお店の状況を確認してくれるサポート体制も安心です

ボリューム満点一汁四菜定食
季節の素材をふんだんに使ったボリューム満点の一汁四菜定食(税込1200円)


多くのお客様で賑わう店内
多くのお客様で賑わう店内

— poscubeの電話サポートはご活用いただいていますでしょうか?

酒井様:
結構何度か電話させていただいているんですけど わからないことでも親切にわかりやすく教えていただけるので 活用しています。

高野 様:
何が原因か分からないで電話しているので 伝わりにくいこともあるかもしれないんですけど、 こちらの意図を汲み取ってくれて、 こうなってるからこうして下さいというふうに 的確に指示していただけるので助かっています。

リモート機能も重宝しています。 お店が困っている状況が御社で把握できるという バックアップ体制はなかなか他の企業さんではないと感じるので サポート面はすごく信頼しています。

— poscubeの導入で大きく改善されたことなどはありますか?

高野 様:
一番大きく変わったのはお客様との会話の時間が多く持てるようになったということですね。 今まではセルフサービスなので必要最小限のことしか お客様と接する機会がなかったのですが、テーブルでのオーダー方式にしたことで お客様との会話の時間が多く設けられるようになったのは大きな違いです。

また、お客様がしっかりメニューを吟味した上で お客様のタイミングで注文できるようになったというのは お客様の待ち時間のストレス軽減にも繋がったのではないかと感じています。

— ありがとうございます。

今後さらに2店舗へ導入いただくことになっていますので
これからもしっかりサポートさせていただきます。

高野様、酒井様
どうもありがとうございました。

取材協力
株式会社良品計画 様
https://ryohin-keikaku.jp/

店舗情報
Café & Meal MUJI 近鉄あべのハルカス
大阪府大阪市阿倍野区阿倍野筋1-1-43
あべのハルカス近鉄本店ウイング館2F
http://cafemeal.muji.com/jp/


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