カナダ第四の街カルガリー
「Major Tom」という超人気店
カナダ人もお気に入りの街カルガリーで今、もっとも話題を集めているレストランが「Major Tom」(メジャー・トム)だ。2021年7月にオープンして間もない若い店だが、すでにカルガリー地元民のハートをつかみ、今日までにカルガリーでもっとも予約がとりにくい店のひとつになっている。カルガリーのダウンタウン中心部にそびえ立つ高層オフィスビルの40階に位置しており、店内のデザインは60年代のニューヨークの「サパークラブ」をイメージして設計されたという。バーが併設された広い店内のグラスウォールからは、カルガリーの街並みをパノラマビューで楽しむことができる。
Major Tomは、オープン翌年の2022年には、カナダのオンラインニュースメディアDaily Hiveが選ぶ「カナダ・ベストレストラン100選2022年版」で12位に選ばれ、さらにエアカナダが選ぶ「カナダ・ベストニューレストラン2022年版」にも選出されている。
カルガリー牛とA5ランク和牛が看板メニュー
ウェイトレスに案内されて席に着くと、早速ドリンクメニューを手に取った。ドリンクメニューは豊富で、クラフトビールだけでも12種類もの銘柄があった。地元のクラフトビールがあったので、筆者はそれを注文した。
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メニューは総じてクリエイティブ
続いてベジタブルからシーザーサラダを注文した。ロメインレタスを主とするシーザーサラダはパルメジャーノチーズベースのドレッシングで和えられていて、トッピングされたローストベーコンの香ばしさと見事にマッチする一品だった。ドレッシングにはほのかにガーリックの存在感が示されており、カリカリのクルトンとの相性も絶妙だ。
三皿目を終える頃には、筆者の胃は丁度いい感じで満たされていた。アメリカやカナダのレストランは、一皿の量がとにかく多いので、日本の感覚で注文すると大変なことになる。ここMajor Tomの一皿も、他の店に比べれば若干控えめの感はあるものの、それでも総じて量が多い。Major Tomを訪れる方には、くれぐれも注文し過ぎないことをアドバイスさせていただきたい。
総合評価は?
肉が食べられない筆者は、Major Tomの看板メニューであるカルガリー牛や宮崎和牛を食べることはなかったが、それでも十分に堪能できる内容だった。さすが「カナダ・ベストレストラン100選2022年版」で12位に選ばれただけのことはある。
ところで、Major Tomを含むカナダの飲食店では、支払いをクレジットカードやデビットカードによるキャッシュレスで行うケースがほとんどだそうだ。多くの飲食店がコンタクトレス決済を導入しており、POSシステムと連動したコンタクトレス・キャッシュレス決済がカナダの飲食店の標準的な決済手段になりつつある。支払方法をキャッシュレスにすることで現金管理の手間を減らすのは世界的な潮流のようだ。
Major Tomは、カルガリーを訪れる人にはぜひとも利用してもらいたい店なのは間違いない。筆者もまたカルガリーへ行く機会があればぜひまた行きたいと思う。ヨーロッパ的なこぢんまりとした雰囲気を持ったカルガリーと言う美しい街で、まさに綺羅星のように登場したMajor Tomを、筆者は大いに評価したい。
関連リンク
https://www.majortombar.ca/
https://www.tripadvisor.com/Restaurant_Review-g154913-d23522783-Reviews-Major_Tom-Calgary_Alberta.html